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ロボット開発の要1

実際開発に着手する前の段階

開発の着手前には、一般的に市場リサーチが必要と言われていますが、実際にはどうなのか開発企画に聞いてみました。

今回は、開発前の準備において大切と思うことをまとめましたので、ロボット開発、ロボットクリエイターの方の参考になればと思います。

先ず、市場リサーチや競合他社分析、顧客の要望精査などは、開発準備の一部に過ぎないと言うことがわかりました。

ですから、これを念頭に話を進めたいと思います。

開発準備には、3段階あります。

一段階目が、「開発テーマ探索と開発テーマ決定」です。

二段階目が、「開発テーマの評価」です。

三段階目が、「開発する製品の商品化までの企画と基本仕様の決定」です。

では、この三段階それぞれについて要点を見ていきます。

開発テーマは、市場と顧客のニーズを反映していなければなりません。

そこで、開発には大別して2つの流れあります。それが・戦略的開発と戦術的開発です。

戦略的開発は、中長期的視点に立った開発目標による開発を指向しており、経済政策的視点と技術予測的視点から先読みして開発テーマを決定します。

一方、戦術的開発は、今までの研究開発の成果、ユーザーからの開発要請や他社からの共同開発要請、営業によるニーズ探索、によって導かれます。

開発テーマの探索で大切なことは、テーマを一つに絞り込まずに多くののテーマを様々な視点から探索して列挙することです。

開発ニーズと開発シーズを見出すことです。開発テーマが、多数列挙されたら開発テーマ各々の整理と評価を行います。

評価といっても難しく考えることはありません。先ずは、似通ったテーマをグループ化して振り分けをしましょう。

そしてグループ内で結局その振り分けたグループのテーマはどういう意味設定なのかまとめます。それから有力なテーマに絞り込みます。

これは選択と配置、あるいは選択と集中化といってもよいかもしれません。時間も資源も資金も人材も能力も限られていることを念頭に行います。

有力なテーマに絞り込んだら、市場性と自社開発力を見極め評価します。より具体的に言えば、市場評価、技術評価、開発リスク評価をします。

市場評価する際には、顧客ターゲットを絞り込んで具体的かつ明確にすることです。顧客像を鮮明に具体化することで、余計なものはそぎ落とされ必要なものが浮かび上がります。

それは顧客にとっての具体的な便益であり、商品を手にした顧客が手に入れる結果になります。

技術評価は、他社技術と比べて相対的なものですが、絶対的に優れた技術があるべきでしょう。それが技術的な観点から絶対的な有利な条件になります。

そして評価の最後が開発リスクを、思いつくだけ考えておくことです。これは、最悪の事態を想定するということにもなるでしょう。

楽観的なシナリオがいくつかある一方で、最悪のシナリオも常にいくつも存在します。予想外の事態にも対応できるような体制まで考慮できれば上出来です。

いよいよ開発準備最終段階です。開発する製品について、パッケージや最終的に顧客提供する商品としての姿、さらには商品のライフサイクルまで考えて

商品企画と製品仕様として開発要員の人選と開発資材や予算を見積もらなければなりません。                                                                                   

商品が生産され売れ続けて行くには、今まで述べた制約を考慮して、商品価値>>商品価格>コストという条件を満たす必要があります。 

開発する製品の商品化までの企画と仕様の取り決めるにあたって、商品のライフサイクルを考えてみましょう。

ライフサイクルとは、原料や部材調達から生産され、製品となり、商品として流通し、アフターメンテナンスを受ける中でリペア、リユースされ、最後はリサイクルして再生産化されるまでです。

つくり出されるモノの一生を見届けるつもりでロードマップ化しておけば、環境にも配慮されたエコ商品としての価値も向上します。

それから市場を蔑ろにして技術偏重化した商品にありがちなのが、機能を盛り込みすぎてしまうことです。

顧客が本当に望む結果を最適な状態で、タイミングよく届けてあげることが良いサービスだと思います。それからブランド化も見落としてはいけません。

より良いものを見た目にもよく信頼の証として末永くご愛顧いただくためにブランドの育成はとても効果的だと思います。

ブランドというと高価なモノばかり思い浮かべがちですが、決してそうではりません。ブランドの本来の目的は、他商品との区別です。

真似されてまがい物が市場に出回ってサービスや信頼の質が落ちることがないように商標の取得や利用も考慮しておきましょう。

開発メンバー選定と予算確保について、少数清悦の選択ができれば申し分ないのですが、人材難の昨今優秀な開発メンバーばかりを集めるのは難しいでしょう。

であるならば、普通の開発メンバーを天才チームに仕立て上げるしかありません。「天才チームのつくり方」を参考にしてください。

チームリーダーを核としたチームワークと使用する意思疎通言語の統一、共通の認識、ビジョンの共有などができればいいですね。

予算はあるに越したことはないようでいて、無駄にあるのも困りものです。予算はギリギリかやや足りないくらいの方が制約条件下で良いアイデアが出るものです。

今回はここまで、“開発着手前の準備について”順を追って見てきました。

追伸、ビジネス名を欧米でも通称できるように和名のKansai から Dan に改めましたので、今後とも宜しくお願い致します。

2021/08/31  Dan_Ebihara

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